勃起性感のメカニズム

人間は、精神的・肉体的に性的な刺激を受けると、全身の血管が拡張充血し、下半身周辺の筋肉が緊張する。結果として、ペニスが勃起する。
女性の場合はクリトリスが勃起し、膣壁から粘液を分泌する。これらの現象は副交感神経が優位のリラックスした状態のときに、自律神経が興奮して起こる。勃起がなぜ起こるのかというと、ペニスを構成する海綿体に血液が大量に流れ込むからです。

勃起のトリガー

脊髄の仙髄という部分から信号が送られると、勃起が起こります。この信号は、女性の裸を見ることによる視覚的な興奮か、もしくはエッチな妄想による精神的な興奮によって大脳皮質から送られます。もしくは、大脳皮質を介さずに、ペニスへの直接的な刺激に対する反射反応として勃起が起こることもあります。反射反応の場合は物理的な刺激が無くなれば勃起も収まりますが、大脳皮質からの信号による勃起の場合は興奮が続く限り勃起が持続します。ハンズフリーオーガズムを目指す場合は物理的な刺激を一切排除しますので、大脳を興奮させることによる勃起が必要になります。

勃起のメカニズム

ペニスの海綿体は毛細血管の集まりであり、ここに圧力高く血液が流れ込むことで、硬さが生じることになります。 また、海綿体の外側には白膜と呼ばれる外壁があるため、海綿体の膨張が一定の範囲で抑えられることになります。

仙髄からの信号には一酸化窒素が含まれており、この影響で不随意筋の一種である平滑筋が弛緩し、動脈から海綿体に一気に血流が流れ込みます。一方で海綿体の膨張によりペニスから血流が体内に戻る陰茎背静脈が圧迫され、血液の出ていく量が減少します。結果として血液は行き場を失い、ペニスの硬度を保つことになるわけです。

勃起の収束

大脳の興奮が収まると、血管平滑筋を弛緩させるサイクリックGMPが働くことで、海綿体に流れこむ血液量が減り、陰茎背静脈の圧迫っもおさまり、ペニスが収縮していくことになります。

以上はとても繊細なメカニズムであることに加え、平滑筋は不随意筋であり精神状態に大きく影響されるため、ストレス等の影響で勃起不全に陥ることがあるわけです。
次は、射精のメカニズムを解説致します。